
本日は少し変わったお修理で、
純銀急須の持ち手部分の取り付け修理のご紹介です!!
今回のお客様は、
『純銀で出来た急須の持ち手が取れてしまい、
どうしても修理したいのですが可能ですか?』と
ラインにてご相談いただき、ご来店いただきました!
エスティでは、
ジュエリーではないものでも
カバンのチェーンのストラップなどは
お修理させていただいたことがあるのですが
急須はお修理したことが無いので一度見せていただくことになりました。
お客様曰く、
お修理できるお店を色々探されていたみたいなのですが
どこも断られてしまったんだとか・・・。
素材が純銀(貴金属)だったことや、
そもそもジュエリーではないという事かもしれません。
そんな時に当店をインターネットで見つけていただき
ダメもとで連絡をしていただいたそうです。
急須を見せていただくと、
銀製という事や取れているところが
お修理することが出来そうだったので
お任せいただくことになりました!
お持ちいただいた急須がこちら。

急須を見せていただくと、
持ち手部分と本体を繋ぐパーツが
破損して外れてしまっていました。
今回は専用のパーツを一から制作して、
お修理していきます!
再び外れることが無いように、
本体の内側から線を入れて
外側で溶接をさせていただきました。
完成した画像がこちら。
『どこに相談しても断られていたので、元に戻って嬉しい!』と
お客様にも大変喜んでいただけました!
【今回の加工】
・シルバーパーツ制作
・かしめ
・レーザー溶接
・一部磨き
今回はジュエリーやアクセサリーの
お修理ではなかったのですが、
急須の素材が純銀製(貴金属)だったため
お修理をさせていただきました。
初めての試みだったのですが、
お客様にも喜んでいただけて当店も嬉しく思います。
ジュエリーやアクセサリーではないものでも、
貴金属で出来ている場合は
大半はお修理やクリーニングが可能です。
お困りの方は是非一度、
ご相談・お問い合わせくださいませ。
※但し、宝飾品以外のお修理やクリーニングは
現物を確認してからの判断となります。ご了承ください。
修理をご依頼いただく前に
どのようにパーツが繋がっているのか
インターネットで調べた時に、
個人的に『へぇ~』と思ったことがあったので。
急須にはそれぞれのパーツごとに名前が付いているんだとか・・・!
皆さん知ってましたか?
ちなみに今回お任せいただいた、
持ち手の部分を『弦(つる)』
本体と弦をつなぐパーツを『環付(かんつき)』と呼ぶそうです。
その他のパーツの名前が気になる方は是非調べてみてくださいね!
ではまた。

◆お手持ちのジュエリー、
アクセサリーを末永くお使いいただけるように
エスティ製品以外の修理、メンテナンス、クリーニングなども
行っております。
[ チェーン切れ、石外れ、サイズ変更、磨き直し・・・etc ]
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